マツド・サイエンス研究所

リナザウと玄箱

ホームページを更新してなかったこの2年間、私が最もはまって居るアイテムはリナザウ(Linux Zaurus)である。私の Zaurus は、2003年7月に、ほぼ発売と同時に入手した SL-C760 である。既に2年近く経って居るので、今となっては当然旧式モデルだ。だが、現役バリバリで使って居る。

使い方は、完全に PDA としての使用法を超えてしまった。普段は、Zaurus 自身を Web サーバーとして、これまた Zaurus 自身の Web ブラウザから、日記を書いたり、WikiWikiで文書を作ったりして居る。また、ある時は、gcc でセルフコンパイルでツールの自作を行って居る。実は、この文書を作って居るプログラム自体、自作のものだ。

Zaurus は、浮動小数点演算プロセッサを持たない事とメモリが少ない以外、ほとんど問題なく色々なプログラムを作ることができる。以前、1.3GHz の Pemtium と、やたら計算量の多いプログラムを走らせて比較したら、1000倍も時間がかかった。まあ、軌道解析とか流体シミュレーションを Zaurus でやろうと思う方が間違って居るわけだが。メモリの方も、大量の XML データを一気に DOM に読み込む時に遅くなる程度の話だ。これも一介の PDA に対しては、無茶苦茶な使い方である。

で、Zaurus を使った居ると「普段は何を使って居ますか?」とか「母艦は何ですか?」とか聞かれるが、Zaurus が本当にメイン・マシンになのだ。以前は、ThinkPad 240 が、メイン・マシンで母艦だったのだが、今では、ほとんど電源すら入れない。

じゃ、データの保存とかバックアップとかは、どうして居るかと言うと玄箱を使って居る。玄箱は、2004年7月に購入したもので、これも今となっては旧型である。買ったその日に、システムを Debian に入れ替え、常時電源 ON にして、Web サーバーを初め、色々なサーバーやプログラムを走らさせて居る。無線 LAN を経由して、Zaurus とのデータの同期を取るプログラムも自作で、また、Zaurus で作った文書を PDF 化し、印刷に耐えるようにして居る。今では、業務上の文書を除いて、プライベートな文書のほとんどは Zaurus と玄箱で作成・管理して居る。(業務上の文書は、所属する組織から半ば強制的に MS-Office の使用をさせられて居る)

これら、 Zaurus と玄箱用に作ったプログラムも、このブログで徐々に紹介する予定だ。

なお、玄箱でも計算を多用するプログラムを走らせたら、意外と速かった。どうやら、玄箱で浮動小数点演算プロセッサを持って居るらしい。どちらにしても、玄箱で軌道解析とか流体シミュレーションをやろうと思う方が間違ってのだが・・。

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