マツド・サイエンス研究所

理想のPDA(その5)

前回は、ToDo の分類を行ったのだが、今回は、ToDo のフローチャートと言うか、データフローを考えてみた。

ざっと、ありそうなフローを描いたのが、イラストである。

私の場合、イラストの中で、最も上手く処理できているのは「カレンダー=スケジュール管理」であり、「今日の ToDo」に関しては短期間ならと言う条件付きで上手く行っており、他については破綻しているのは、既に述べた通りだ。

「カレンダー=スケジュール管理」が、他の ToDo と異なる点は「人(つまり私)」へ青色の矢印(実行)は出て居るが、緑色の矢印(完了チェック)が返って居ないことが、図でも明らかだ。何故、「カレンダー=スケジュール管理」に「完了チェックの矢印」が無いかと言うと、理由は簡単で、日時が明確に決まっており、なおかつ変更が聞かない予定は、その項目を完了してもしなくても、後の作業に影響が無いからだ。

それに対して、一般の ToDo の場合、完了しなかった項目を、いずれやる/やらないにしても、何等かの処理が必要になる。

私が、短期間なら「今日の ToDo」が上手く行っているのも、完了しなかった項目がたまらなかった内の話だ。

つまり、私の「ToDo 管理の破綻」は、「完了しなかった項目の処理」に問題があることは間違いが無い。

では、これを避けるためには、どうすれば良いか?

(1) やるべき事は、とっととやってしまう。

(2) やらなかった項目は、わすれてしまう。

(3) やらなかった項目は、再び、何等かの ToDo に入る。

この内、(1)は正論だが、「やるべき事は、とっととやってしまう」事が、なかなかできないから、悩んでいるんで、何等解決にはならない。

とは言え、気の小さい私は、流石に(2)をやる勇気(?)は無い。

残りは、(3)で、「今日の ToDo」で完了しなかった項目は「次の日の ToDo」か「長期的な ToDo」に入てしまう。

私の経験では、完了しなかった項目を「次の日の ToDo」に入ると、さらに「次の次の日」へと、雪だるま式に膨らんだ末に破綻する。

では、「長期的な ToDo」に入ると、どうなるかと言うと、いつまで経っても実行されなくなる。

とは言え、「完了しなかった項目の処理」は、他に方法が無い以上、「長期的な ToDo」に入るしか無いようだ。ただ、問題は「長期的な ToDo」を如何に実行に移すかである。

「長期的な ToDo」を実行に移すには、「今日の ToDo」に入るのが有効ではあるが、「長期的な ToDo」が大量になると、どれを「今日やるか」が分からない。「今日やる」か「明日やった方が良いか」がはっきりしない。「長期的な ToDo」の中には、作業時間が1日では終わらないものがあるが、これは「今日の ToDo」に当てはまらない。

そもそも、「今日の ToDo」を作る時も、「今日やるべき事」を紙や PDA に書き出して居ただけで、そのインプットは極めて不明確である。

インプットは極めて不明確だと言えば、「今日の ToDo」だけではなく、「長期的な ToDo」も「一時的な ToDo」も、そのほとんどは不明確である。

どうやら、

(A) ToDo の発生するプロセスを明確化する

(B) やり残した ToDo を、どう処理するか、明確にする

(C) 「長期的な ToDo」を、どう実行に移すかを明確化する

あたりに、問題が集約できそうだ。

(特に(C)が明確になるなら、(B)は、「やり残した ToDo は、長期的な ToDo に入る」で解決される)

注意

ブログのコンテンツの内、「告知」など時期よって情報価値が無くなるのは除いてある。また、コンテンツに付いたコメントは書き込み者に著作権があるものと判断し、ここに持ってきていないので、コメントを見るときは、元々のブログコンテンツを参照してもらいたい。

その他、ブログ発表後、コメントなどの内容を反映するなど、内容を変更しているものもあるので、注意してほしい。