マツド・サイエンス研究所

何度も Debian Linux Sarge をインストールする

続けて、職場と自宅のコンピュータに Debian Linux Sarge をインストールした。

一般的に、Debian Linux Sarge はインストールが難しいと言われるが、その通りとなった。その報告である。

まず、職場のコンピュータの方であるが、これは、そんなに古く無い、ごく一般的なタワー型パソコンである。(IBM PC 互換機では無く、IBM そのものの製品)

Debian Linux Sarge のインストール用の CD-ROM を入れて起動したところ、最初の起動はうまく行ったものの、その後、CD-ROM がマウントできず、インストーラーが読み込め無いと言って、異常終了してしまった。

仕方が無いので、フロッピーを捜し出して来て、フロッピー用のブート&インストーラー・イメージを書き込む。

フロッピーからインストーラーが読み込めれば、後はネット経由でインストールするから、問題無い。

Debian Linux Sarge がインストールされた後に起動すると、今度は、ちゃんと CD-ROM がマウントできるから、不思議である。

自宅のコンピュータの方は、相当古いサブノートだ。CD-ROM など無いから、最初からフロッピーでブートだ。

だが、今度はハードディスクがマウントできないと言って、これまた異常終了した。

昔ダウンロードし、取って置いた Debian Linux Woody (一つ前のバージョン)のブート&インストーラー・フロッピーを試すとうまく行く。これでベースシステムまでインストールが完了した。

このままでは、Woody なので、apt-get で、Sarge にアップグレードする。

どっちも最終的には Debian Linux Sarge がインストールできたから良いが、普通の人だったら途中で諦めるよねえ。

職場でインストールした時は、結構 Linux に詳しくて、今まで何度も Vine や TurboLinux をインストールした経験のある人が見て居たのだが、「 Debian Linux は、インストールが難しいと噂には聞いて居たが、ここまでとは思わなかった」と感想を漏らして居た。

確かに、Debian Linux Sarge のインストールは難しすぎる。これでも、Woody 以前に比べると格段に易しくなったが、それでもちょっとでもトラブルと普通の人では修復不可能だろう。

余程、神経が図太いか、無神経で無いと Debian Linux Sarge のインストールには身が持たない。

私のように、Woody やテスト版時代から Sarge を何度もインストールした経験があったり、それどころか 386BSD のころから、PC-UNIX に触れてた人が居ないとインストールできないようじゃ、困ったもんだ。

一度、インストールができてしまえば、Debian Linux Sarge は極めて使い易い。

しかし、多くの人は、インストールの途中でトラブルが起きたら、諦めてしまうよねえ。

もうちょっと、インストールが楽だったら、Debian Linux Sarge も、普及すると思うのだが・・・

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