マツド・サイエンス研究所

またまた、模型飛行機を飛ばす

先週の日曜日に、胴体後部を壊したビーグル号だが、予想に反して早くも修理が完了してしまった。

考えてみれば、元々、ビーグル号全体でも実作業時間3日間程度で作ったのだから、仕事から帰宅後でも二夜ほど作業すれば、修理ができるのは当然かもしれない。

今回の修理は、胴体後半部と垂直尾翼だ。胴体後半部は、以前はスチレンペーパーを丸めてテーパーを付けた筒状だったものを、スチレンペーパーを折ってテーパー付きの三角柱にした。この時、長さを10センチ長くしたが、テールヘビーにならないよう軽量化に心がけた。垂直尾翼は以前と変わらない。

胴体後部を長くした分、主翼位置は後方にした。もちろん、尾翼のモーメントアームは、そのままである。

予想通り、機首に重りを付けなくても重心が取れた。

この時点での全質量は、37.5グラムだ。先週よりも7グラムも軽くなっている。

さて、昨日の土曜日、天気も良いので、早速飛ばしに行った。

この写真が最近飛ばして居る江戸川の河川敷だ。

写真中央に写っているのが、JR線の橋だ。以前、この橋に入らないかとハラハラしたものだ。

河川敷では、お年寄がスポーツを楽しんでいた。

最初はゲートボールと思っていたら、そうではない。パットゴルフのような感じだが、ボールやクラブが大きい。ネットで調べてみたら、「グラウンドゴルフ」と言うスポーツのようだ。

土手の外側は桜が満開だ。まったく良い季節である。

さて、修理というか改造したビーグル号だが、手投げ滑空試験もスムーズに飛ぶので、ゴムを巻いて飛ばし始めた。

最初は、ゴムは少ししか巻かなかったが、軽くなった分、上昇が良くなった。滑空時もゆっくりとスムーズに飛ぶ。質量が重かった時より軽やかなのは当然だが、以前、軽くても高いパイロンが付いていた頃は滑空比が良くなかったが、今回は滑空比も良い。低いパイロンに代えたため、空気抵抗が減っているのだろう。

気を良くして、かなりゴムを巻く。

上昇時は、やや失速気味で少し高度を損したと思われるが、それでも、かなりの高度を稼いだ。

滑空は理想的だ。

軽くなったため、浮かんでいるように、ゆっくりと降りてくる。

30秒超えても高度がある。

風は、ほとんど無く、どこかに流れていく心配は無い。

こうなったら、幾らでも飛んでいてほしい気分だ。

45秒超えても、まだ高度がある。これだけ高度があれば、1分越えは確実だ。

・・・と思っていたら、それまでスムーズだった滑空が、いきなり乱れ、ピッチングを始めた。

何だ何だ・・と思っている内に、あっと言う間に高度を失って着陸した。

原因は何の事は無いデサマが働いたのである。

問題は水平尾翼が十分にポップアップしなかったためだ。

本来、デサマが働いた時は写真のように派手に水平尾翼がポップアップする。こうなると模型飛行機は、ストンと腹から落ちてくる。

しかし、今回は、デサマと水平尾翼を繋いでいる糸が途中で引っかかったのか、水平尾翼が中途半端にアップした状態で止まったので、ピッチング飛行になってしまったのだ。

デサマの問題点も判ってきた。

今回のように風も無く「幾らでも飛べ」と言う時は長く飛んで欲しいが、先々週のように「JRの橋に入るから早く落ちてくれ」と思う時はデサマに早く働いて欲しい。

まあ、デサマが無ければ、ゴムを思いっ切り巻け無いわけだから、贅沢な悩みであるが。

何度か飛ばして居る内に、ちょっとした破損が起き、その場での修理は無理と帰宅した。

今回の最高記録は、45秒強(ただし、デサマが働かなければ、もっと飛んでた)である。

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