マツド・サイエンス研究所

スランプ

スランプである。

11月18日の土曜日は、快晴で風もなく、絶好の飛行日和であった。

もちろん、早朝から、模型飛行機を飛ばしに行ったのだが、どうにも調子が出ない。

飛ばした機体は、スパン 45 センチのビーグルⅡ世号である。

前回は 24センチプロペラでゴムが多すぎたので、21センチのプロペラに戻した。直径は以前と同じでも、新たに作り直した新作の 21 センチの折りペラである。

ゴムの量は前回より少ない。が、以前、21センチ・プロペラを使って居た時より、2割ほど多めにした。(後から考えると、これが良くなかった)

主翼は、「への字翼」と「ジェデルスキー翼」の二つを交互に飛ばした。

ところが、飛ばない。

動力飛行時に勢いがないばかりか、モーターラン時間が短い。ゴムの量を増やしているのに、これはどうした事か?

滑空は、「への字翼」と「ジェデルスキー翼」とも安定して居るようだが、そもそも高度が十分に取れて居ないので、満足に滞空時間を延ばすことができない。

結局、何度も飛ばしたにもかかわらず、最高タイムが、14秒台と言う惨めな結果に終わった。

後から判ったのだが、量を増やし長めにしたゴムは、胴体内部でトグロを巻いて、それが細い胴体内部壁に引っ掛かり、ゴムが解けるのを防いでしまったようだ。

ビーグルⅡ世号の胴体の内径は 18mm しかなく、それが原因だ。同じく胴体では、ゴムのフック間の距離が 215mm と余りにも短い事も問題になっている。

どうも、最近、スランプ気味だ。

折りペラを新造した辺りから、ダウンスパイラルに入って居るようだ。

プロペラを強力にした分、ゴムを増やそうとした事が、今度は胴体の細さとフック間の短さと言う問題を露見させた。

胴体を、25mm 程の内径に太くし、フック間を 350mm 程度にすれば良さそうだが、そうすれば、また他の悪い点が露見するかもしれない。

そもそも、ビーグルⅡ世号は、狭い場所で飛ばせるように設計したはずなのに、それをスポイルしているのかもしれない。

どこかで、このスパイラルを断ち切らなければ行けない。

だが、一方で、ゴムを増やすとか胴体を太くするとかと言った何かをしなければ、スランプを脱しないような気もする。

どっちが、正しいんだろう。

悩んでいること自体が「スランプ」そのもののような気もする。

注意

ブログのコンテンツの内、「告知」など時期よって情報価値が無くなるのは除いてある。また、コンテンツに付いたコメントは書き込み者に著作権があるものと判断し、ここに持ってきていないので、コメントを見るときは、元々のブログコンテンツを参照してもらいたい。

その他、ブログ発表後、コメントなどの内容を反映するなど、内容を変更しているものもあるので、注意してほしい。