マツド・サイエンス研究所

Linux 2題

Linux その 1

月刊「Linux World」が今月号で休刊だ。一年前に「UNIX USER」からリニューアルした「Open Source Magazine」も来月号で休刊である。まあ、休刊と言っても実質上の廃刊と言って間違いないだろう。

数年前から、PC UNIX 系の雑誌の廃刊が続いて居る。まず、BSD 系の雑誌が廃刊になり、LINUX JAPAN などLINUX 系の雑誌の廃刊が続いた。

「Linux World」の休刊号には「Linux が十分に認知されたので、TIPS 集としての雑誌の必要性がなくなった」との見方も書かれて居たが本当だろうか?

私の場合、本流よりも傍流を好む傾向なので、楽しんで読んで居る雑誌が廃刊になるケースが多い。10年程前の OS/2 系雑誌の廃刊や数年前のモバイル PC 系と PDA 系の雑誌の廃刊が、それだ。

流石に、これらの経緯から推測すると、「Linix の将来も危うい」と思わざるを得ない。

だが、今回は、傍流系の衰退だけと言い切れない気もしてならない。本流のパソコン雑誌の廃刊も目につくからだ。

老舗の ASCII の廃刊が、その良い例だ。(リニューアルした ASCII が、ASCII と言えるか? 私は、1977 年から ASCII を読んで居るけど、今の ASCII は認めたくない)

PC の方も、先が無いのだろうか?

Linux その 2

最近、SL-A300 を手に入れた。Linux Zaurus を使わなくなった人が居て、玉突きで余った SL-A300 が舞い込んで来たのである。

キーボードが無いので、長文を打ち込むことはできないが、軽く携帯し易いので、 PIM の原点に帰れば、むしろ普段使って居る SL-C860 よりも使いやすいのかもしれない。

残念な事に、SL-A300 は発売後 4 年も経つのに後継機が出て居ない。メモリを増やして、USB ホストを付ければ、なかなか面白い PDA となると思うのだが。

後継機が出て居ないと言う意味では、キーボード付きの SL-CXXX シリーズも同じである。今年の春に SL-C3200 が出て居るが、これは旧機種の HDD を容量アップしただけで、本当の意味でのバージョンアップでは無いだろう。SL-C3000 の登場以来、2 年も新機種が出て居ない。

だが、PDA 全体を見れば、HDD 容量アップだけとは言え、機種が更新されて居る Zaurus は、まだ幸せな方で、Zaurus 以外の PDA は、ほとんど壊滅状態である。

WZERO-3 を始め、PHS や携帯端末のスマートフォンも、どうにもブレークしきれて居ない気がしてならない。

なんか、Linux と言い、PDA と言い、PC と言い、元気が無いなあ。

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