マツド・サイエンス研究所

パソコン購入

パソコンを買った。

前回パソコン買ったのは2000年だったから、

今世紀初のパソコン購入である。

デスクトップ・パソコンに限れば、15年ぶりの購入だ。

デュアルコアである。

高速である。

今回のパソコン購入の切っ掛けは、2月にさかのぼる。

3連休を利用して、小惑星有人探査の軌道計算をした。

(小惑星有人探査なんて、本業じゃ認められないので、自宅にて個人所有のパソコンで計算する)

軌道要素の判って居る 460個の NEO (後で、はやぶさチームの人に聞いたら、その3倍以上あるそうだ)を、片っ端から往復に必要な日数とΔVの関係を計算した。地球と目的の NEO との位置関係もあるので、30年間に渡って、10日毎に出発日をずらしながら計算した。

計算は、7年前に購入したサブノート(ThinkPad)、CPU は モバイル・セレロン 450MHz で行った。

連休を全て潰して計算できた。

その間は、Web を見たり、メールしたりできない。

その上、後で NASA の人に、この30年間じゃなくて、60年後に、もっと良いタイミングがあると聞いた。(腹立つなあ)

と言う訳で、「高速で計算できること」と、「計算中に他の作業ができるようにデュアル・コア」が欲しくなって、今回のパソコン購入となった。

購入したパソコンの構成は、次の通りだ。

・CPU: AMD Athlon 64 X2 4200+

・キューブ型ベアボーン

  オンボード GeForce 6150 グラフィック機能

・メモリー: 1GB

・HDD: 320GB

・光学ドライブ:マルチドライブ

・キーボード/マウス

・14インチ液晶モニター

・OS: Windows XP Home

これで、7万9千円だ。ベアボーンは展示品で、値引きしてもらっているが、それでもデュアルコアのパソコンのフルセットで、この値段で買えるとは大したもんだ。

上記の構成を見て、「どれだけ高速計算に特化したパソコンだろう?」と期待した人は、がっかりしたかもしれない。私のパソコンの構成は、デュアルコアとしては最低限のものだろう。

今回は、CPUが「64ビット・デュアルコア・仮想化支援機能」の3つを満たす範囲で、最も低コストの構成にした。ただ、経験上、ケースが重く動かせないと使わなくなるので、ミニタワーではなく、キューブにした。また、私は本来 LINUX 使いで、Windows XP は必要ないが、家族が使うので、購入した。ケースをミニタワーにして、OS 抜きにしたら、もっと安くなる。

実は、自作パソコンを作るのは初めてなので、慎重に組み始めた。が、あっけないほど簡単に組み立てが終わった。相性問題も無かったようで、Windows XP のインストールも、すぐに終わった。

ところが、画面を見ると赤色が全く出ていない。古いパソコンとかCRTモニターを出して調べるが、新規購入のパソコンも液晶モニターも個々には問題ない。だが、新しいパソコンと液晶モニターの組合せだけが異常だ。

結局、液晶モニターのコネクタの接触不良だと判り、接点復活剤をかけて直った。

今のところ、Windows XP しか入ていないが、この範囲では上手く動いている。XP Home はマルチプロセッサには対応していないので、ちょっと心配したが、ちゃんとデュアルコアは効果的に働いているようだ。

肝心の LINUX をインストールしていないので、64ビットや仮想化支援機能の方は確認していない。試したいことは色々あるので、結果が出たら報告したい。

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