マツド・サイエンス研究所

iPod shuffle 充電器を作る

iPod 第2世代 shuffle 専用充電器を作った。

自分のブログを見返してみると、以前、

デジタル小物

の回で、iPod を買いたいと言った事はあったが、実際に iPod Shuffle を買った事は報告していなかったようだ。実は、この春に iPod Shuffle を買っていた。

フィットにカーオーディオを付ける

の回で、 AUX 接続したのも、この iPod shuffle である。

使っていると、最もシンプルな iPod shuffle は、それなりに使いやすい。もちろん、機能の豊富な iPod nano 以上の iPod が欲しいときは無いと言えば嘘になるが、野外で音楽を聴くには十二分だ。

使っていて不満が出たのは、充電器である。付属の USB ケーブル(正確には DOCK か?)だと、パソコン使用時にしか充電できない。普段、iPod を使っているのは、妻で、先日、バッテリーが上がったとき、充電の仕方が判らなかったのだ。

もちろん、私が充電すれば良いのだし、iPod shuffle は、一度フル充電すると忘れてしまうくらい長持ちするのだが、やはり、使いたいときに自分で充電するのが一番良い。

確かに、充電するだけのために一々パソコンを起動するのも面倒だし、さりとて専用の充電器も意外と高いので、作ってしまったのが、写真の充電器だ。

最も作ったのは、中央部だけで、左は iPod 本体と DOCK だし、右の黒いのは Zaurus 用の AC アダプターだ。

調べてみると左の DOCK のジャックは、USB コネクタと、この写真のように接続されているだけだ。また、右は一般的な USB のホスト側のコネクタだ。USB は、電源に5Vを用いているし、実際、パソコンに接続した時の DOCK のジャックをテスターであたったら、5Vが出ていた。

そこで、Zaurus の AC アダプター(5V)を使って USB コネクタに電力を与えれば充電できるだろうと作ったのが、今回の充電器だ。

問題は、2つの信号線だ。15KΩ位の抵抗を介してプルアップするかプルダウンするかなのだが、状況が良く判らない。とは言え、組み合わせは、たった四通りなのだから、全て試すことにした。なお、手持ちに15KΩの抵抗が無かったので、10KΩの抵抗で試した。

・D+/D−ともにプルダウン

 USBの定義的には、パソコンを接続した状態

 iPod shuffle を接続すると、オレンジ色の LED が数回点滅した後、消灯する。

・D+はプルダウン/D−はプルアップ

 USBの定義的には、ロースピード USB

 iPod shuffle を接続すると、オレンジ色の LED が数回点滅した後、消灯する。

・D+はプルアップ/D−はプルダウン

 USBの定義的には、フルスピード or ハイスピード USB

 iPod shuffle を接続すると、オレンジ色の LED が数回点滅した後、消灯する。

・D+/D−ともにプルアップ

 USBの定義的には、不明??

 iPod shuffle を接続すると、オレンジ色の LED が点灯する。

予測では、「D+/D−ともにプルダウン」だったんだけど、どうやら普段パソコンで充電するときと同じなのは「D+/D−ともにプルアップ」のようだ。

と言うわけで、「D+/D−ともにプルアップ」の状態で、iPod shuffle を一時間半位接続したままにしておいたら、オレンジ色の LED は、グリーン色に変わった。充電完了の印である。

で、iPod 第2世代 shuffle 専用充電器の完成。

もし、このコンテンツ読んで作る気になっても自己責任で。万一、iPod が故障しても責任取れません。

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