マツド・サイエンス研究所

列車

今日、帰宅時に、つくばエクスプレスの新型車両に乗った。たまたま乗れただけの話だが、外観の赤いラインと内装の床の色が異なる他は、従来車両と全くと言ってよいほど同じだった。

私は、鉄道マニアと言うほどでは無いが、色々な車両に乗るのが好きだ。

どんな車両が好きかと言うと、209系とその子孫および 700系と言う実用本位で面白みも何にも無い答えをするので、一般的な鉄道マニアの方からすると眉をひそめるかも知れない。

だが、徹底的に実用本位であればあるほど、機能的な美しさが見えてくる。

500系のSF的・未来的な形状の方が格好良いと思う方が多いと思う。加えて、世界最高速度の 300km/h の魅力もあるだろう。

だが、実際に乗って、直ぐに500系は嫌になってしまった。揺れるし、狭いし。

それに比べて、700系のカモノハシデザインは、最初こそ格好悪いと思っていたが、空力性能を追求した成果が判ってくると、だんだんに格好良く思えてくるから不思議だ。テクノロジーは、機能・性能こそが美しさなのだ。

700系は、近年稀に見る傑作だろう。最高速度こそ 270km/h だが、揺れもせず、ゆうゆうと走り続けるのは、乗っていても気持ちが良い。

と思っていたら、先日、N700 に乗る機会があった。昨年の7月デビューだそうなので、一年遅れで始めてのったことになる。東海道区間なので、従来の 700系と同じ 270km/h だから、大したことは無いだろうと予想していた。せいぜいが、座席横にAC電源コンセントがあることと、社内掲示板が大きくなったなどのインテリアの違いだけだと思っていた。

走り始めて、しばらく経った時、私が間違っていた事に気付いた。

N700 は、速い。

素人乗客である私にもハッキリと感覚で判るほど速い。

最高速度が変わらないはずなのに、何故、そんなに速く感じるのだろう。

しばらく観察して判った。カーブでも駅を通過する時でもスピードを落とさずに突っ込むのだ。

700系で何度も走った所なので、どこでスピードを落とすか、感覚的に判っている。

ところが、N700 は、スピードを落とさずに走り抜けるのだ。

噂には聞いていたが、これほどとは思わなかった。

逆に、素人乗客に感覚的に判るほど、スピードを出して良いものか、心配になったくらいだ。

うむむ・・・ 新型車両、侮り難し。

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