マツド・サイエンス研究所

女流一眼?

昨日の日曜日、妻と家電量販店に行った。直接の用事は、電気ストーブを買うことだったのだが、ストーブを買った後、デジカメ売り場で、DMC-G1 を見つけた。例のマイクロフォーサーズである。

実物を見るのは初めてなので、手に取ってみたり、構えたりみたりした。作りは悪くないし、操作性もそこそこ良さそうだ。

だが、疑問が浮かんできた。パナソニックは、このカメラを「女流一眼」と呼び、女性用として広告している。が、本当に女性向きなんだろうか?

一緒に居た妻に意見を聞いてみたのだが、私と同じような意見だった。このカメラ、小さい割に、意外とゴツゴツして男っぽい形状なのだ。グリップは太く、やや小柄の我が妻には大きすぎて握りにくく、全体的に厚みがあって、バック等に入れるには邪魔だと言う。

誤解の無いように断っておくが、私は、女性には性能が低くても小さく軽いカメラで十分だなんて決して思って居ない。我が妻も我が娘もニコンF3でピントも合わせれば、単焦点レンズで足を使って構図を決めて写真を撮ることができる。彼女らは、私より良い写真を撮るし、また、良い写真を撮るためにはF3のようなゴツいカメラが良いことも理解して居る。妻や娘だけではなく、ニコンやキャノン、コンタックスの本格カメラを使って居る女性も知って居るし、それどころか中判カメラを愛用して居る女性も知って居る。

パナソニックの「女流一眼」と言う広告には全く理解できない。広告に「女流」と言う言葉で、小さくて性能の低い事の言い訳に使うのなら、それこそ女性にも、設計した技術者にも両方に失礼な話であろう。

正直、DMC-G1 のデザインを見て居ると、女性じゃ無くて男性に受けると思うよ。それほど男っぽいデザインだ。

だが、文句ついでに言わせてもらうと、それでも DMC-G1 は中途半端だ。D40 や Kiss と並べて見ても驚くほど小さい訳ではない。フランジバックが半分になったのに、厚みがあり過ぎる。画素数も多過ぎだ。このサイズで D3 に匹敵する 1200万画素が必要なのか? マイクロフォーサーズには 600 万もあれば十分だろう。

思い切って、ペンタックスのオート 110 くらい小さくすれば良いのに。

パナソニックやオリンパスが嫌いで、こんなことを言って居るのではない。既にブログで何度も書いたように私はペンEからのオリンパス・ファンだし、今使って居るのはパナソニック DMC-FZ1 だ。あくまで、好きだから期待をして居るからこそ、苦言を呈す。

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