マツド・サイエンス研究所

「Ubuntu 8.10 Desktop 日本語 Remix CD」をインストールしたら、デュアルブートできなくなった人のために

どうやら、Ubuntu 8.10 Desktop 日本語 Remix CD をインストールすると、デュアルブートができなくなる不具合は、私だけではなく、共通的に起きているようなので、対処方法を記することにする。

本来は、元々のCDを早く修正して欲しいのだから、対処療法だ。

必ずしも下記の方法で対処できるか、確認しきっていないので、あくまでも自己責任でお願いしたい。

まず、インストールしたパーティションから、起動した状態で、/boot/grub/menu.lst を編集する。

編集は、どんなエディタを使っても良いのだが、root 権限で無いと編集できないので、下記のように vi を使うなどして、編集してほしい。

sudo vim /boot/grub/menu.lst

/boot/grub/menu.lst の中に、下のような6行がある。(最初の行の最後は「/dev/sda1」だよ、注意して)

title Ubuntu 8.10, kernel 2.6.27-7-generic (on /dev/sda1)

root (hd0,0)

kernel /boot/vmlinuz-2.6.27-7-generic root=UUID=<< この部分省略 >>

initrd /boot/initrd.img-2.6.27-7-generic

savedefault

boot

これを、下記のように書き換える。(下記は、一番最初のパーティションに Windows が入っている例)

title Microsoft Windows XP Home Edition

root (hd0,0)

savedefault

makeactive

chainloader +1

これで、次回の起動から、Windowsも起動できるようになる・・・と思う(少なくとも私の環境では起動できた)。試していないが、XP だけじゃなくて、VISTA でも起動できるようになる・・・・と思う(私はVISTAは持っていないので、で残念ながら試していない)。

しかし、インストールしたばかりの人に、いきなり vi を使えと言うのだから、この方法は、初心者向きではない。

全く別の方法としては、Ubuntuの日本語環境 方法2・Japanese Teamのパッケージレポジトリを追加するを参考に、英語版の Ubuntu 8.10 をインストールした後、日本語アプリなどを追加する方法もある。この方法だと、menu.lst を編集することなく、デュアルブートできるようになるし、マルチブートもできる。

注意

ブログのコンテンツの内、「告知」など時期よって情報価値が無くなるのは除いてある。また、コンテンツに付いたコメントは書き込み者に著作権があるものと判断し、ここに持ってきていないので、コメントを見るときは、元々のブログコンテンツを参照してもらいたい。

その他、ブログ発表後、コメントなどの内容を反映するなど、内容を変更しているものもあるので、注意してほしい。