マツド・サイエンス研究所

999円のデジタルオーディオプレーヤー

先月の中頃、妻と子供達が未だ愛媛の実家から帰って来る前(仕事の関係で私だけ先に帰京していた)、東京での仕事の帰りに秋葉原によって、安物のデジタルオーディオプレーヤーを買ってしまった。

この日、東京での仕事が上手く行き、気分が良かった。と言って、早く帰っても、家には誰も居ないので秋葉原に寄り道して、ブラブラした。最近、秋葉原に行くときは、パソコンなり電子部品なりの買うべき目的がハッキリしていて、なおかつ時間が無い状態ばかりだった。あてもなく、秋葉原をブラブラするのも久しぶりで、いろいろな店を見て回った。

ブラブラと見て回ると、秋葉原には色んなものが売っているねえ。当たり前なんだが、改めて感じる。そこで気になったのが、デジタルオーディオプレーヤーだ。

先日、愛媛から帰京するとき、深夜運行の高速バスで帰ったのだが、例の1000円高速道路割引・台風・集中豪雨・地震の影響で、ずいぶんと時間がかかった。時間つぶしに iPod などのデジタルオーディオプレーヤーが良いのは当たり前なんだが、我が家には一家四人に iPod が2つしか無い。その上、流石の iPod も14時間以上におよぶ高速バスの運行時間の間、バッテリーが持たない。

できれば、もう1台、iPod が欲しい。この際、iPod で無くても、音楽さえ聞ければ、何でも良い。

と思っていた矢先、アキバ王を見ていると、700円台から、デジタルオーディオプレーヤーが売っていた。

700円台のものは、メモリに MicroSD を使えるので、入る曲数は無限に等しい。しかし、連続再生時間が2時間だった。それに対し、999円のものは、512Mバイトしか内部メモリ容量が無いが、再生時間は18時間。

よし、入る曲数より、連続再生時間だ。と言う事で 999円のプレーヤーを買ってしまった。

早速、帰りの常磐線の中で、持っていたノートPC LOOX U/C30 にUSB接続すると、USBメモリとして、すぐ認識できた。ノートPC内に入れていたMP3ファイルをコピーする。

USB接続を切り、付属のイヤーフォンを入れると、あっという間に使えてしまう。あっけないほど簡単だ。

プレーヤー横の液晶表示には、曲名とアーティスト名が漢字で表示される。いや、これは十分だ。

ただ、音が滅茶苦茶悪い。まさかと思い、帰宅後にイヤーフォンを交換すると、見違える・・いや聞き違えるほどに音が良くなった。こんな音の悪いイヤーフォンなら付録としても入れておかない方がマシじゃないかと思えるほど、付属品のイヤーフォンは音が悪かった。

帰宅後、ネットで調べてみると、数年前に6千円位で売り出したものらしい事が判った。ファームウエアがアップデートされていれば置いてあるはずの URL も既にアクセス不可能になっていた。

憶測だが、液晶表示が、日本語・英語・韓国語から選べるようになっていたので、韓国メーカー製じゃないかと思う。それが売れなくて、倒産か何かで、流れたものだろう。

日本語マニュアルも、しっかりしていたし、使い勝手も悪くないし、これが売れなかったんなら、気の毒な話だ。

付属のイヤーフォンが悪かったんじゃないかなあ。

iPod を含め、デジタルオーディオプレーヤーに付属しているイヤーフォンは、最低のもので、本来、その音で良否を判断しちゃいけない。でも、人間、誰でも第一印象に左右されてしまう。最初に付属のイヤーフォンで試聴して、「こりゃダメだ」と思った人が多かったんじゃないだろうか?

憶測だけど。

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