マツド・サイエンス研究所

コミケに出店

この夏のコミケに出店(出展?)することにした。

出し物は、「デジタル・オーディオ・プレーヤー」と「デジタル・アナログ・シリアルI2Cロガー」の2つで、8月12日の東地区 ”ヘ”ブロック 12bだ。

一枚目の写真が「デジタル・オーディオ・プレーヤー」。写真は2号基板だが、数箇所間違いがあった。コミケでは間違いを修正した2.1号基板を販売する予定だ。

まだ、2.1号基板は昨日届いたばかりで、音が出せるまで作り込んだものはないが、主要部分がほとんど同一の2号基板では、以前の

1号基板

と比べると、格段に音質が向上した。妻が聴いて「前は音楽が聞けるってだけのレベルだったが、今度のは音楽鑑賞になるレベル」との事。まあ、妻はオーディオには素人なので、あくまで参考にと言う事で。

対応する音源フォーマットはWAVとMP3。WAVは44.1kHzや48kHzの16bitだけではなく96kHz24bitのハイレゾにも対応する。

2枚目の写真は「デジタル・アナログ・シリアルI2Cロガー」略してロガー。このロガーの存在は、これがネット上での初公開。どんなものかと言うと、デジタル8チャンネル、アナログ3チャンネル、シリアル1チャンネルのデータを液晶に表示すると共にmicroSDに記録するというもの。なお、I2Cに関しては、入力端子は出しているものの、まだプログラムを作り込んでないので、動作は未確認だ。

このロガー、デジタルとアナログ入力はサンプリングレートが10kHzと低速だ。しかし、50mAしか消費しないので、例えば、単三電池4本だと、39時間連続で記録できる計算になる。データ量だけで単純計算するなら、4GBのmicroSDで20万時間100時間以上記録できることになる。私自身が、この様な低速だけど長時間記録できるロガーが欲しかったので作ってしまった。他にもプログラムを変えれば、超音波風向風速計のベースにもなるんじゃないかと思っている。

写真のロガーは1号基板で、やはり間違いがあった。コミケには修正した基板を持ち込む。

両方共、STM32F4を使ったデジタルオーディオプレーヤーのWikiで回路図やプログラムの公開・サポートを行う予定。

コミケで販売するのは、オーディオ・プレーヤーとロガー共に基板30枚ほど。ほとんどは部品の取り付けてない生基板での販売だが、それぞれ数枚は完成品もしくは表面実装部品など取り付けにくい部品だけ半田付けしたものを売る。価格は未設定だが、損しない程度で、あまり儲けにはならないくらいの良心的な価格にするつもりた。

私自身、予定が色々あって当日行けるか、まだ判らないが、都合が付けば、コミケに行くつもりだ。

皆さんも興味のある方、是非よろしく。

2013.09.29 修正:データロガーの記録時間は、20万時間ではなくて、100時間以上でした。お詫びして訂正します。

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