野田真紀のお気楽・極楽 英国便り

その3 イギリス式病院登録 26th June 1998


イギリス式病院登録

 海外で病気になるのほど、心細く心配なことはないだろう。

 我が家の場合も同様。速く登録せねば・・・と思いつつ、4ヶ月が経過していた。日本にいる時は、風邪を引き続けた息子。日本の病院から薬を調合してもらって、持参していた。幸い、息子はイギリスの空気があっていたのか、渡英以来一度も寝込むことも無く、この薬が必要になることはなかった。

 それでも、病院を登録することは大切・・・と、我が家から一番近いサージェリー(病院)へ、電話予約し家族で出かけて行った。でも、行ってしたことは、アンケートを書いただけ。(家族で出向く必要はなかった。)

 再び予約をとり、次はナースと話。今までした病気の事・身内で大病をした人がいないか・出産方法・予防接種を受けた年齢等、色々話した結果、私達夫婦は、破傷風の予防接種と、ポリオワクチンを飲むことになる。(ポリオって言うと、日本では生れて数ヶ月のうちに済ませるアレである。)5歳の娘は、MMR(はしか・風疹・おたふく風邪)とDT(ジフテリア・破傷風)とポリオを受けることになった。3歳になったばかりの息子は何も無し。またまた予約をとり予防接種を受けに行くことになる。

 3度目に初めてサージェリーのドクターに会う。予防接種の日。診察室は、部屋の隅に簡易ベットがなければ、この紳士のオフィスかな?と言う感じを受ける。日本のように白衣を着て、聴診器を首からぶら下げていたりはしない。バリッとスーツを着込んだ紳士だ。前回のナースと同様、これまでの予防接種の年齢や回数を再チェックし、予防接種だ。娘は、弟に向かって「一人だけ何も無くて、ずる〜い」と言い続けていたが、その通りと思うのは、この後すぐ・・・。

 まず主人にドクターが注射し、角砂糖に染み込ませたポリオワクチンを口に入れる。次に私も同様。次に娘。私達の注射される姿を見ていたせいで、かなりおびえている処へきて、まず右腕・次に左腕・最後に口からポリオと、一度に5種類もの菌を入れられ、半べそ状態であった。(こんなに、一度に身体に入れて大丈夫か?と心配になってしまったが、御褒美のシールを貼ってもらった途端、元気になるところなど、まだまだ子供だ!!)息子も、ポリオを飲まされることになったが、角砂糖とかでなく、直接口にパッとほうり込んでおしまいだった。私も、あんなに甘い角砂糖なんかにワクチンを染み込ませたりせず、一気に口に入れてくれる方が良かった・・・。と甘くてしょうがない、角砂糖の後味をかみ締めるのであった。(これから後しばらくの間、注射の痕がパンパンに腫れ、かゆがる娘の姿が、我が家では見られることになる。しかも、両腕・・・あ〜ぁ。)

 そして、更なるおまけは、成人女性のために、3年に一度の子宮がん検査がある事。日本でも受けたことのない私は、イギリスで唯一の知人である日本人女性に、通訳をお願いし、後日検査を受けたのであった。ちなみに、ちゃんとサージェリーに登録しておくと、医療費は無料。薬などの事は、病気になり病院を訪れた事が無いので知らない。


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