野田真紀のお気楽・極楽 英国便り

その7 成人教育センターに行こう!! 26th June 1998


成人教育センターに行こう!!

 ホテルから新しい我が家へ引っ越し、ポーツマスで預かってもらっていた日本からの荷物も片付いたある日。ほとんど英語の話せない私は、かなりの必要性も感じ、英会話を習ってみる事にした。

 街の中心にあるアダルト・エデュケーション・センターでは、色々なお稽古事を、かなり安く受ける事が出来る。私が申し込みに行った時は、1月から始まった全講義10回の内、半分が終わった時だったが、途中からでも良いと言うので、早速次の週から行く事にする。昼の部は、子供達がいて駄目なので、主人に子供たちを見てもらえる夜の部、月曜の7時から9時までのBasic Written & Spoken English.最初は、どんな風な授業かも判らず、ドキドキしていたのを覚えている。

 さて、7時前には主人と子供達に、車で送ってもらい、教室へ・・・”うっ、先生以外誰も来てない。”先生は、聞く事も話す事もほとんど不可能な私にどんどん話し掛けてくる。(うぇーん、わからないよぉ!!)そのうち、人が一人増え二人増えしていき、皆が自己紹介をしてくれる事になる。ん?全てがスペイン語を話す人々?先生の質問が分からなくなると、スペイン語で助け船を出し合う。スペイン語の中でただ一人の私は孤独・・・。その上何も判らない。スペイン語が飛びかい出すと、決まって先生が「英語で話しなさい。スペイン語は駄目よ。真紀が判らなくて困っているじゃない。」と言ってくれる。

 たまたま、私の隣に座っていたロールスロイスを運転する運転手のホセも、私より一回前から、勉強を始めたばかりらしく、新参者同士、よく判らないままにナイショ話をするようになるのであった。ただ、やっと慣れてきた3回目以降、我が家の中古車が壊れ、ガレージに入院する事になり、私の初めての英会話教室は、残り2回を行かないまま終わってしまった。・・・・・・

 そして、4月末から始まった今期は、全講義8回。1回目顔を出すと、またしても私だけ。先生と世間話をしている内に、(こう言うと格好良いが、根気強い先生の理解が必要な私の英会話)新しいクラスメートがやってき始める。2人・・・ポルトガル人でシェフのジョゼとネリオ。ここで、3人だけで自己紹介。そして、また1人・・・タイ人でスウェーデン人と結婚して、イギリスに住んでいるスジャーイ。ここで、4人で自己紹介。前期から行っている生徒は私だけなので、自己紹介の最初は私からなのだ。だから、自己紹介を一度終わる頃に、次々と人が入ってくるものだから、何度自己紹介をしたか判らなくなってきていた。

 今回は、モンゴル人のインカや、コロンビア人のアルバン、スペイン人のカルメン1・2、(カルメンは二人いるのだ)チェコのレイナは、私よりも古株。皆、仕事を持っている人達なので、私のように時間ぴったりに来ている事は少ないし、毎回出席する人も少ない。少ない時では、私とスジャーイの二人と言う事もあり、ほとんどマンツーマンでの授業だったりもする。特に気が合ったカルメン1の、口癖は、「オーマイゴット」で、お互い英語が分からないからこそ、相手が何を言いたいか、推測出来、妙な会話でも成立し楽しい!!

 そして、今期最後の授業は、スジャーイとレイナと私の3人だけ。机の数も、今期始まった時よりグンと減してある。しかも彼女たちは、途中で次々に帰って行ってしまった。結局、今期最後の授業の最後は、先生と私のマンツーマン。日本の駅前留学でも、こんな勉強はできないであろう授業を最後に、夏休みに入ったのであった。

 最後に一言、教室では自分より少しレベルの高いクラスメイトの隣に座る事をお勧めする。そうすれば、より内容の濃い話し合いを持て、勉強になる。これが、自分よりレベルが低い人と組むと、まずアルファベットの読み方そのものから違う事を指摘し、それを納得してもらうのに時間を費やしたりして、ちっとも勉強にならない事になるのである。特にポルトガル人に注意。アルファベットの読み方が全く違う上、なかなか頑固。いくら”違う”と言っても、「お前の方がおかしい。」と言われ、先生に助けを求める事になる。(こんな事に時間を費やして、その日の肝心の課題の勉強は出来ずに終わったりする事になる。)


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