貰い物のカメラ

ガラクタ置き場

Last update at the 14th of March 2000

貰い物のカメラ達

 右の写真は、私がメインで使っているカメラ達である。
 写真左は、ニコンF3で、写真右はニコンFE2である。カメラに詳しい人なら、名前を聞いただけで、どんなカメラか直ぐに判ると思うが、今から20年近く前のニコンと言うか、日本いや世界一のプロ用35ミリ一眼レフカメラと、そのサブカメラである。今で言うとF5とF100の関係と言うと判りやすいだろうか? (カメラ知らない人には、ちっとも判らないよ、きっと)

 もちろん、二台とも、オートフォーカスもワインダーもストロボも内蔵しない旧式のカメラだ。
 しかし、私にとって、カメラとは「写真が撮れれば良い」のである。だが、「撮る以上、最高の写真」でないと気が済まない私でもある。
 旧式のマニュアルフォーカスカメラでも、レンズさえが良ければ、最新式のオートフォーカスカメラに撮った写真が劣る訳でないので、むしろ、軽量で使いやすいマニュアルフォーカスカメラを好んで使っているのだ。決して、アンティーク趣味でマニュアルフォーカスカメラを集めている訳ではない。
 さて、ここからが、やっと本題なのだが、実は、この二台とも、ただで貰ったものなのだ。
 F3は、親父から貰った。親父は老眼なのだが、「F3はピントが合わん」と言って捨ててしまったのを貰ったのだ。視度調整レンズを買えば済むのだが、親父はどうしても自分が老眼である事を認めたくないために、新しいカメラを買った訳だ。
 「ほら、今度のカメラは良く見えるぞ!!」・・最近のカメラは視度調整機構が内蔵されているのだから当たり前だ。

 FE2は、つい最近、友人に譲って貰った。
 その友人はライカのIIIbにライカピストルを付けたのを買ったのとメインシステムをニコンからEOSに移行したためにFE2を手放すつもりになったらしい。確かに、これ以上、置き場が無いほど、カメラが転がっているからなあ。
 この時、以前、私が「F3のサブカメラにFE2を探しているのだが、結構、中古相場が高い」ともらしたのを覚えていたらしい。なお、久々に中古カメラの相場をチェックしてみると、以前高騰していたFE2の相場が現在は落ち着いているんだそうだ。
 あまり、高価なものを貰っては困ったと思っていたから、ほっとしたやら・・・

 まあ、欲しいカメラが手に入ったのだから、万々歳ではある。

Copyright (C) 2000 野田篤司