暗黒星雲賞 受賞記念

夏休み〜冬休み(?)の宿題・・ 椎茸栽培 観察日記

Last update at the 13th of April 2003
暗黒椎茸誕生


 第41回日本SF大会(ゆ〜こん)で、暗黒星雲賞 ゲスト部門を獲得してしまった。 副賞は椎茸の「ほだ木」である。はたして、ちゃんと椎茸が栽培できるのか?

2002 年 7 月 14 日(日) 晴れ

 第41回日本SF大会(ゆ〜こん)に、前日(7月13日)から参加している。
 SF大会への参加は、1997年の やねこん 以来 4 回目である。
 実は、今回、星雲賞の自由部門を、H-IIA ロケットが受賞し、7 月 13 日のSF大会開会式で行われた授賞式で、H-IIA の代理として、私が賞状を受け取った。 受賞スピーチで、ジョークを連発したら、会場大受けだった。
 どうも、このジョークの大受けがいけなかった(?)らしく、7月14日の SF 大会の閉会式で、暗黒星雲賞 ゲスト部門を獲得してしまった。 そして、その副賞が、問題の椎茸の「ほだ木」である。 右の写真は、副賞の「ほだ木」授与の瞬間である。(Photo by 笠井正智氏)
 この「ほだ木」、赤ん坊くらいの大きさと重さがある。 新幹線(のぞみ)と在来線特急(やくも)で来ていた私が持って帰るには重過ぎるので、会場に来ていた宅急便にあずける事にした。

2002 年 7月 15 日(月) 晴れ

 宅急便、無事、到着する。

2002 年 7月 16 日(火) 台風

 台風 7 号が接近するので、台風が去るまで玄関の中に置いておこうと思っていたら、妻に「カビ菌(胞子のこと)が家中に広がるから・・」と外に追い出されてしまった。
 確かに、ビニールに包んだ上に宅急便のダンボール箱に入れたのが悪かったのか、青カビが発生し始めている。 このままだと、椎茸じゃなくて、訳のわからんキノコが栽培されるかもしれない。
 とにかく、家の北側のできるだけ、日の当たらない場所に置く。 毎日、水をやる必要があるらしいが、どうせ、台風の雨にぬれるだろうから、ほおっておく。

2002 年 7月 17 日(水) 晴れ

 とりあえず、家の北側で直射日光の当たらないところに置いた「ほだ木」。
 こう言う事態になって初めて意外と我が家が日当たりの良い事に気付く。 これから毎日水をやらなきゃなあ・・と誓う。 ネット上で検索すると、結構、椎茸の栽培法が書いてあるが、本当の処、よく判らん。
 渇かないように、下に皿のようなものを敷き、水を入れた方が良いのだろうか??

2002 年 7月 21 日(日) 晴れ

 このページを開いてから、椎茸関係のメールを頂く。
 山形県の柴田孔明さんのメールによると、「ほだ木は20年も生産を続けることもある。とても『夏休みの宿題』では終わらない」との事。
 う〜ん・・
 ほだ木の提供者の石飛氏から(ゆ〜こん実行委員会の松本さん経由のメール)は、「11月くらいから生える。うまくやれば3〜5年は生え続ける。たぶん、11月までは外見上の変化は無いだろう」との事。
 2つのメールの共通点は、「夏休みでは終わらない」ことだ。 それどころか生え始めもしないかもしれない。 看板の『夏休みの宿題』は降ろした方が良いかも知れない。
 もう一つ、共通していたのは、「日に当たらないところに置く事」
 ほだ木は、軒下に置いておいたのだが、よく観察すると、写真のように、一日の間には日に当たる時間があるので、よしず(と言うか「すだれ」)を買って来て、ほだ木を覆うようにした。
 毎日、水をやることは欠かさないのだが、石飛氏の言うように、まだ、外見上の変化は無い。

2002 年 8月 31 日(土) 晴れ

 一ヶ月以上間隔があいたが、ほだ木の外見上の変化は無い。

 今年の夏は暑かった。それはそれは猛烈に暑かった。
 ほだ木に乾燥は禁物である。だが、これほど暑い夏だと、どうしても、ほだ木が乾燥してしまう。もちろん、朝夕に水をかける事は欠かしていないのだが・・
 先にも紹介した柴田孔明さんから、またメールをいただいた。水風呂に浸すと良いそうだ。
 そこで、バケツに水をはって、ほだ木を漬けてみた。水に漬かり過ぎて腐ってもいかんそうなので、今日一日の限定とする。
 とりあえず、水を吸って、少しは乾燥を防いだようだ。

2002 年10月 12 日(土) 晴れ

 また、一ヶ月以上間隔があいたが、ほだ木の外見上の変化は無い。
 一体何時になったら、椎茸が食べられるのだろう。(とは言え、元々、11月頃まで変化は無いと言われているのだが・・)

2003 年 4月 13 日(日) 晴れ

 予想外に待つ事、約半年。 やっと、椎茸らしきものが出てきた。
 一週間ほど前から、小さな椎茸の形になっていたが、今日見たら立派な椎茸だ。

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