マツド・サイエンス研究所

ヘッドホンアンプ

以前の記事

にも書いたが、年末にインナーイヤー型ヘッドホンを買った。

それで、できるだけ良い音で聞きたいので、すぐさまヘッドホンアンプを作ったのは既に書いた通りだ。

さらに、良い音で聞きたいので、もう一つヘッドホンアンプを作った。それが左の写真の「2号機」だ。

このヘッドホンアンプ2号機のケースは秋月で買った単三 4本用電池ボックスを改造した。妻には「安っぽ〜」と言われるできだ。

ボリウムつまみ、ジャック、パイロットランプ用LEDの穴がジグザグに並んでいるのはデザイン上の工夫じゃなく、こう並べないと、干渉してしまうからに過ぎない。

左は、今回作ったヘッドホンアンプの中身だ。

見るからにギッチリと詰まっている。

ユニバーサル基板を使って作るのは、これが限界の小ささだろう。

このヘッドホンアンプ2号機、基本的に高品質な低電圧ヘッドホンアンプ(単3×2本) で紹介している物と同じ回路である。

ただし、回路定数は同じでも、部品は秋葉原で買える限り、最も安いものを使っている。

トランジスタは秋月で1個10円で売っていたものだし、コンデンサーも積層セラミックや単なる電解コンデンサーで、抵抗はカーボン抵抗など、千石で最も安く売っているものを使っている。

部品代は1800円弱ですんだ。ただし、基板などは家で余っていたものを使ったから、新品を買うなら、もう200円ほど必要だろう。

この写真は、以前の記事でも紹介したヘッドホンアンプ1号機と並べてみたもの。

大きさがふた回りほど違う。

携帯性を考えると小さい方が良い。

また、ヘッドホンアンプ1号機では、トグルスイッチを使っていたが、これだとカバンの中や服のポケットの中で勝手にスイッチが入ったり切れたりする。2号機ではスライドスイッチを使った。

1号機の回路はOPAmpヘッドフォンアンプNo.2と同じだ。

ケースが大きい上、オペアンプを一つしか使っていないので、中はガラガラである。

1号機の配線は2時間ほどで済んだが、2号機の配線は4〜5時間かかってしまった。

ヘッドホンアンプ2号機は、単三電池2本しか使っていないが、それなりに良い音がする。

以前の1号機の方が低音が効いていたような気がするが、それ以外の音質は、むしろ2号機の方が良いと思う。

特に中音域の音のキレが良い。

その上、小さくて携帯性も良いので、最近は、毎日通勤の朝夕の電車の中で聞いている。

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