マツド・サイエンス研究所

SmartQ5 を実用に使う

以前、

SmartQ5 の無謀な挑戦

と言うコンテンツでも書いたように、SmartQ5 を何とか実用で使おうとしている。今回は、途中経過と言うか、現状報告だ。

システムの安定性

前回のコンテンツでも書いたように、私は未だ Android は使っておらず、Ubuntu をベースとしたファームウエア Ver 5 で、SmartQ5 を使っている。

この状態の SmartQ5 で、一番困るのは、システムの安定性だ。突如ハングアップすることや煉瓦化することは無いのだが、起動に失敗したり、サスペンド状態から勝手にシャットダウンするのには困ったものだ。

起動に失敗するのは、ファームウエア Ver 5 だけではなく、Android でも共通的に頻発しているようだ。起動時には、少なくとも1秒以上、電源ボタンを長押ししないと、高い確率で起動失敗が起こると、ネットにも書いてあった。

私の使用感覚では、電源ボタンは画面が真っ白になりバックライトが光るまで押しつづけた方が確実だ。ストップウォッチで測定したら、4秒96だった。1秒どころか5秒くらい長押しした方が良い。

長押しすると、起動の失敗の確率は減るが、それでも失敗が起きるときがある。その時は、本体下にあるリセットスイッチを押し、一度ダウンさせた後、ちょっと時間を置いて再起動する。慌てると、また起動に失敗するから、ゆっくりやった方が良いようだ。

サスペンド状態からの復帰は、電源ボタンをちょっと押すだけで確実に極めて短時間で復帰する。だから、普段はサスペンド状態にしておいた方が良い。

ところが、サスペンド状態にしておいても、ある程度時間が経つと勝手にシャットダウンしてしまう。もちろん、「バッテリー使用時でも自動シャットダウンしない」ように設定しているのだが、それが反映されていないようだ。時間を測ると、サスペンドしてから2時間を越えると、シャットダウンしている。せめて半日=12時間くらいはサスペンド状態で居て欲しい。

サスペンドからシャットダウンする問題は、ネット上で検索しても私以外に同じ症状で悩んでいる人は居ないようだ。私の持っている SmartQ5 個体の問題かもしれない。誰か解決方法を知っていたら、教えてください。

右クリック・エミュレートを禁止

デフォルトの状態では、SmartQ5 はタッチペンを一ヶ所で長時間クリックし続けると右クリックと判断するように設定されている。

ところが、

SmartQ5 用に お絵描きアプリを改造

で紹介した rgbpaint のようなお絵描きソフトを使っていると、細かい部分を書き込むときに右クリックと間違って、描きにくくなる。

本来、rgbpaint を使用中のみ、右クリック・エミュレートを禁止すれば良いのだが、その API が見つからなかったので、/etc/X11/xorg.conf の中の次の行をコメントアウトする。

option "EmulateRightButton" "1"

右クリック・エミュレートが使えないと困ると思ったのだが、それほどでもない。

日本語フォント

SmartQ5 に元々入っているフォントは、ひらがなカタカナも含めて、日本で使う漢字等は入っているので贅沢言わなければ、普段の使用には問題が無い。

しかし、中国での使用に最適化されているフォントであり、日本人が見ると多少違和感のあるフォントだ。

そこで、日本製のフリーフォント「さざなみ」をインストしてみる。

$ sudo apt-get install ttf-sazanami-gothic ttf-sazanami-mincho

インスト後、「設定」=>「外観の設定」で、 左下に「Font」のボタンを押し、元々は「Droid Sans 16」になっていたものを「さざなみゴシック」「Regular」「17」に変更すると、デスクトップだけでなく、アプリケーションで標準的に使われるフォントも「さざなみ」になる。

なお、apt-cache search で調べてみると、さざなみ以外にも、東風フォント、VLゴシックフォント、梅フォントなどのパッケージがあることが判る。試していないけど、さざなみ以外のフォントも同じように使えるはずだ。

フォントは人それぞの好き好きなので、自己責任で試してください。

デジタルオーディオプレーヤーや動画プレーヤーとして

一応、デジタルオーディオプレーヤーや動画プレーヤーとしても使える。この場合、自動サスペンドや自動シャットダウンを行わないように設定しておかないと演奏途中で止まるので注意。

ただし、デジタルオーディオプレーヤーとしての使い勝手は決して良くない。

ポケットに入れるなどして、下手に画面に触ると余計なファイルを開いたりするので、

SmartQ5 にケースを自作した

のコンテンツのように、カバーが必要だ。(一応、タッチスクリーンのロック機能もあるのだが、意外と使いにくいので使っていない)

でも、カバーを作ったけど、音量調節や選曲などの使い勝手も良くないので、結局普段は、ほとんど使っていない。

秋葉原を歩き回ると、

999円のデジタルオーディオプレーヤー

のように格安のデジタルオーディオプレーヤー専用機が手に入るので、そのようなプレーヤーを使う方が良い。

動画プレーヤーとしての方が実用性があるかもしれない。

H264のように圧縮率が高く画質の良い動画の再生は無理だが、低圧縮率で低画質の動画なら再生可能だ。2時間の映画DVDを 450M ほどにエンコードしたら、ちゃんと再生できた。これなら、SDカードに映画を何本か入れることも可能だ。同じようにテレビを録画したものやネット上で公開されている動画も低圧縮率で低画質の動画にエンコードしなおしたら、再生できる。

でも、動画再生のテストをしただけで、実際には使っていない。

DVDやネット上の動画を再エンコーディングするのも面倒だし、テレビの録画するパソコンも無い。

そもそも電車の中などで動画を観る事自体、私の生活習慣と合わないようだ。

Zaurus の代わりとして

Zaurus の代わりとして、最大の利用は、スケジュールと Todo の管理だ。

SmartQ5 に合わせて、スケジュールと Todo の管理プログラムを自作した。ruby-gtk+ で作ったので、Windows でも Ubuntu パソコンでも動作すし、データも共有化でき、同期できるようになっている。

で、確かに、ここ一ヶ月ほどの間に、自作のスケジュール&Todo管理プログラムを使うようになったのだが、実は SmartQ5 ではなく、主に Windows でも Ubuntu パソコンで使っている。

やはり、SmartQ5 はキーボードが無いから、入力はキーボードのあるパソコンの方が楽なのだ。

とは言え、SmartQ5 は小さく常に携帯できるから、スケジュールの表示・確認だけでも役に立っているとは言えるだろう。

その他の Zaurus の代わりだが、絵を描くことこそ rgbpaint で行っているが、その他のメール、Wiki、日記などはパソコンで行っている。辞書の機能は SmartQ5 にもあるのだが、Zaurus の時ほどは使っていない。

Android や OPhone

主な使い方であるスケジュールと Todo の管理だけを考え、絵を描くことをあきらめると、タッチペンよりも指を使うタッチパネルの方が良いかもしれない。それで、携帯性を重視するなら、画素数は少なくても、SmartQ5 をもう一回り小さくしてくれた方が良い。と考えると、iPhone か Android 専用端末の方が良いことになる。

冗談じゃなくて、OPhone (中国で盛り上がっている Android 端末)で、安くて(6000円くらい)小さいのが、日本でも売られるようになったら、それが良いなあ・・・なんて思い始めている。

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